2020年は中国にとって歴史の節目となる年だ。この一年で、中国は小康社会を全面的に実現し、第1の百年奮闘目標を達成する計画だ。
2020年、国際社会は中国に期待している。中国がグローバルな協力拡大を通じて、多国間主義を守るための新たな合意形成に向けた役割を果たし、グローバルガバナンスの整備に向け新たなプランを提起、共同的発展の実現に向けて新たな原動力を提供することに期待しているのだ。
「今日の世界は多くのチャンスと試練に直面しており、中国は多国間主義の勢いを取り戻す過程で重要な役割を果たす必要がある」と、パリ政治学院の著名な国際関係専門家であるバートランド・バディ氏は中国の役割に期待を寄せた。
ギリシャの国際関係専門家であるVasiliki Suladaki氏は、「中国はBRICSなど複数の多国間プラットフォームに加盟しており、中国が世界経済の包摂性拡大と持続可能な発展に大きく貢献し、国連を中心とした、より公平で民主的な多国間国際体系構築を推進することに期待している」との見方を示した。
新たな年に、各国は中国とのパートナーシップを深め、多国間協力を通じて世界により多くの暖かさを届けたいと希望している。ドイツミュンヘン大学中国語学教授のローデリヒ・プターク氏は、「中国はドイツと同様に、貿易保護主義と戦っている」とし、「中独両国が相互に支え合い、相互信頼を深め、世界にポジティブなエネルギーを注ぐことを望む」と語った。
ロシア戦略計画・予測研究所のアレクサンドル・グセフ所長は、「世界の多極化が進むのに伴い、世界経済と国際政治における中国の地位は大きく高まった」とし、「ロシアと中国の双方が強力な戦略的支柱となっていることは、世界平和の維持と発展に大きな戦略的意義がある」と強調。「中露両国が世界と2国間の取組を進めるなかで協調を強め、国際安全保障システムの維持に共に力を尽くすことに期待する」とした。