「中国が2020年に各国と協力して世界政治と経済を取り巻く危機と試練に対処し、グローバルガバナンスの改善に貢献することに期待する」。キューバ国際政治研究センターのEduardo Regalado研究員はこう述べた。
近年、平和の赤字が増加し、グローバルガバナンスの歩みが困難を極め、反グローバル化の波が押し寄せるなか、中国は国連の国際システムにおける核心的地位を守り、持続可能な開発のための2030アジェンダの実施に注力し、気候変動に対応する国際協力に積極的に参加、テロリズムの拡大を食い止めるなどグローバルな問題に中国のプランと力で貢献している。
Vasiliki Suladaki氏は、「気候変動などの世界的な試練、国際テロの脅威、資源・エネルギー・食糧・バイオテクノロジーなどの分野で激化するグローバルな競争により、各国は新たな試練に直面することを迫られている」とし、中国がさらに積極的に世界秩序の改善を後押しすることに期待を寄せる。
中国がグローバルガバナンス整備で果たす役割が明らかになるのに従い、海外の識者は中国の貢献と役割にさらに多くの期待を寄せる。
パキスタンのファティマ・ジンナー女子大学のムサラト・アイモン助理教授は、「向こう数十年に渡り、グローバルガバナンス体系が変化する過程で、中国は重要な役割を果たす見通しだ。中国はグローバルガバナンス整備の面で大きな潜在力を持っており、中国のプランは様々な問題に対処する上で建設的だ」とみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月12日