中国家用電器協会が業界関係者を集めて制定した「家用電器安全使用年限」基準が10日、発表された。冷蔵庫、エアコンの安全使用期限を10年とし、洗濯機及び乾燥機、レンジフード、ガスコンロ、電気給湯器の安全使用期限を8年とした。中国の主要家電に初めて専門的な「寿命」基準が備わった。
中国家電協会の姜風理事長によると、これまで基準がなかったことから、人々は家電などの耐久消費財の「寿命」という概念を持っていなかった。そのため多くの家電が10年を過ぎても使用されている。家電の長期使用はエネルギー消費量を拡大し、大きな安全リスクも存在する。推算によると、今年だけでも新たに1億6000万台の家電が使用期限終了を迎える。
国家発展改革委員会産業司の王東巡視員は「家電の期限に基づく更新メカニズムを構築し、家電買い換えのスムーズな循環利用を加速することで、省エネ・環境保護の安全意識を高め、期限を迎えた古い家電の買い替えを効果的に促すことができる。また家電業界の革新技術の応用を拡大し、新製品の供給を増やすことができる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年1月13日