今まさに中国の防疫対策が正念場を迎えるなか、中国政府の関連政策措置による支えのもと、中国各地で相次いで営業と生産が再開されていることについて、ビュシャー氏は歓迎の意を示した。中国は英国の自動車産業にとって重要な海外市場のみならず、重要なサプライヤーでもあり、「感染症の流行が早期に抑制され、経済と貿易に対する影響を減らしてほしい」としている。
英中貿易協会も感染症の流行による影響について、現時点で評価するのは時期尚早との見解を示す。2003年の「SARS」流行後、英国の対中輸出は一時大幅に減少したが、半年で大きく盛り返した。
英国48家集団倶楽部(The 48 Group Club)会長のスティーブン・ペリー氏は、感染症の流行が短期的に中国経済に一定の影響を及ぼすが、中国政府が様々な対応措置を講じて国内製品の供給を拡大しており、これが中国経済の持続的な発展を後押しするとの見方を示した。
UBSが発表したリポートによると、感染症の流行が中国経済の長期的な発展トレンドを変えることはなく、流行が収まれば、需要の回復と政府の刺激措置のもと、中国経済の成長率が数四半期にわたり上昇に転じる可能性がある。
「感染症の流行が中国経済に多大な影響を及ぼすとみているのは、基本的に中国経済を悪く言おうとする人たちであり、中国国民が多大な苦難と挫折を乗り越えれば、こうした人たちの陰謀論は最終的に破たんする」とペリー氏は話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月22日