新型肺炎との戦いの中で改革の全面的深化を

新型肺炎との戦いの中で改革の全面的深化を。これまでの経験をまとめて教訓を汲み取り、感染症の流行で明らかになった欠陥を補い、抜け穴を塞ぎ、弱点を強化する必要がある…

タグ:中国改革

発信時間:2020-02-29 13:42:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 人々の生命の安全と健康を確保することは、中国共産党の国家統治における重要な任務だ。習近平総書記は先般開いた中央全面改革深化委員会第12回会議で、「現状を見極め、科学的に狙いを定めて感染症の防止と制御の戦いに打ち勝つ必要があるが、さらに長期的な視点で、これまでの経験をまとめて教訓を汲み取り、感染症の流行で明らかになった欠陥を補い、抜け穴を塞ぎ、弱点を強化する必要がある。堅持すべきは堅持し、改善すべきは改善、構築すべきは構築、実施すべきは実施し、重要な感染症防止体制を整え、国家公共衛生緊急管理システムを整備する必要がある」と強調した。新華社が伝えた。


 今回の新型コロナ感染症との戦いは、中国の国家統治システムと統治能力が試される大きな試練だ。


 一部の地域では感染の予防・制御の前段階で弱点と不備が露呈した。反応が遅れ、慎重になり過ぎ、判断を誤り、無駄なことばかりやり、一方に気をとられたりする地方もあれば、融通が利かず、単純で荒っぽい措置を採る地方もある。いきなり村を封鎖し、不用意に物流を停止、企業に操業停止を命じたりと、問題が多すぎて適切に対応しきれない状況だ。


 恐れるべきは感染症による打撃でもなく、弱点や不足でもない。失敗に学ばず、システムや能力・方法が繰り返し試練に晒されることで、適切な「免疫」が形成されず、突発的な状況に振り回されて受け身になって行き詰まることだ。


 困難と試練を前にして、我々は闘争精神を発揮し、戦う意志を固め、戦いの中で能力を増強していく必要がある。今回の感染症との闘いに断固として勝利すると同時に、弱点を補強し、科学的に整備された突発的事態に対応できる一連の法律・法規・制度体系および成熟した運営・保障制度を形成する必要がある。また、常に練り直し、補充・修正・最適化・改善しつつ、真に各種のリスクや試練に対応できる制度体系を造り上げる必要がある。


 ガバナンス体系と統治能力の現代化プロセスは、ダイナミックかつ長期的なもので、一挙に完成できるものではない。絶えまなく現れる試練に立ち向かい、戦いに勝利した後も油断は禁物だ。戦時体制を維持し、忘れることなく、経験をまとめ、応用できるようにする必要がある。人民を中心とした発展思想を堅持し、戦いの中で改革を全面的に深化、実践の中でガバナンス体系を絶え間なく整備しつつ統治能力を増強してこそ、突発的な状況に落ち着いて対処できるはずだ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月29日


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