今年は中国による小康社会の全面的建設と貧困脱却にとって大切な年で、中国は300万人近くに上る貧困登録人口の貧困脱却と指定貧困県52カ所の指定解除を進めなければならない。貧困支援と防疫対策を両立し、感染症の流行抑制と貧困脱却という難題を克服する必要がある。
防疫対策を進めながら、貧困地区の農民を段階的に職場復帰させることが、持続的な増収と安定的な貧困脱却のカギとなる。貧困地区の出稼ぎ農民の職場復帰を優先的に進めるため、登録システムのビッグデータ分析を利用して、リアルタムで現地貧困人口の出稼ぎ労働の意向や生産のニーズを把握する必要がある。方法を転換するために部門を跨いだ協調メカニズムを構築し、「クラウド求人」によって需給のマッチングを促進する。
また、労務輸出を強化するために、東西部貧困協力などのメカニズムを利用し、労務輸出と輸入の効率的なマッチングを図る。イノベーションの拡大では、貧困支援工房や公共職位など複数のチャンネルを通じて就業職位を増やし、貧困人口の現地就業を促進する。「点と点」を結ぶマッチングを行い、職場復帰の「ラストワンマイル」を開くために、体系的な健康診断と輸送手段の手配を行い、保障と保護を進める。