国家能源局の発表によると、今年1−8月の中国の全社会電力消費量は4兆7676億kWhで、前年同期比0.5%増だった。全社会電力消費量の下げ幅の縮小が続いた後、年内初のプラス成長となった。同時に第二次産業と第三次産業の電力消費量の下げ幅の縮小も続いている。
中国電力企業連合会業界発展・環境資源部の葉春副主任は、これは主に経済の安定的な回復と持続的な好転、夏の気温上昇などのけん引を受けたと分析した。
8月の全社会電力消費量は前年同月比7.7%増の7294億kWh。産業別に見ると、第一次産業は12.1%増、第二次産業は9.9%増、第三次産業は7.5%増。都市部・農村部住民の生活用の電力消費量は1.2%減。
中国電力企業連合会のデータによると、8月の全国製造業電力消費量は前年同月比9.7%増の3510億kWhで、伸び率が前年同期を7.4ポイント上回った。製造業の1日平均電力消費量は113億2000万kWhで、前年同月を9億9000万kWh、前月を6億kWh上回った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月15日