国家統計局が15日に発表した8月の国民経済運行状況によると、中国の多くの経済指標の前年同月比の成長率がマイナスからプラスに転じた。
8月の社会消費財小売総額は前年同月比0.5%増の3兆3571億元で、成長率が年内に初めてプラス化した。
消費以外の指標も改善されている。生産について、工業生産の回復がペースアップし、累計の成長率がプラス化している。8月の全国の一定規模以上の工業企業の付加価値額は前年同月比5.6%増で、成長率が7月より0.8ポイント上がった。1−8月の全国の一定規模以上の工業企業の付加価値額は前年同期比0.4%増で、成長率がプラス化した。8月の全国サービス業生産指数は前年同期比4%増で、7月より0.5ポイント上がった。
需要について、固定資産投資の下げ幅が大幅に縮小した。1−8月の全国固定資産投資(農家を除く)は前年同期比0.3%減で、下げ幅が1−7月より1.3ポイント縮小した。他にも貨物貿易が成長を維持し、貿易構造が調整・改善された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月16日