アリババ、アパレル業界への進出を発表

アリババ、アパレル業界への進出を発表。

タグ:アパレル業界 アリババ

発信時間:2020-09-17 09:46:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 アリババグループは16日、アリババ迅犀(杭州)数字科技有限公司(以下「犀牛智造」)の設立を発表した。同社はアパレル業界から取り組む製造企業だ。この発表は各界から注目を集めた。業界関係者は、これはIT企業の「ニューマニュファクチャリング」の展開の重要な一歩であり、アパレル業界に衣料品のデジタル製造の革命をもたらす可能性があるとしている。


 杭州市余杭区にある犀牛智造プラットフォームのモデル工場の1階では、ベルトコンベアによって生地が運ばれていた。特殊なのは、これらの生地に専門の「デジタルラベル」があることだ。生地を入荷し、裁断し、縫い、出荷するまでのすべてを追跡できる。


 「今や犀牛智造があれば、宅配便の追跡と同じように、衣料品製造のリアルタイムの進展を確認できる。交付の遅れによる消費者からの低評価を効果的に減らすことができる」先ほど工場に注文を出した業者の曾揚健氏は「以前はダブル11などのECの販促イベントになると、伝統的な工場に衣料品を作ってもらう際に、電話で進捗を問い合わせることしかできなかった。新商品をいつ陳列できるか、いつ交付できるかが不安だった」と話す。


 「衣料品のデジタル製造は小ロットオーダーメイドも可能だ。これは企業の在庫の圧力をある程度和らげる。今や工場に100着から注文を出せるようになった」


 記者がこの工場を取材したところ、「デジタル化」が至る所に確認できた。生産前の位置設定や生産の期限設定などはAIが行っていた。ある衣料品の模様や文字は、消費ビッグデータによって導き出された結論かもしれない。


 市場の需要があり、ホットなキーワードが誕生すれば、消費者は翌日にもECサイトでキーワード入りのTシャツを購入できる。今や多くの消費者がそのことに気づいている。


 犀牛智造プラットフォームの責任者である伍学剛氏は、「ニューマニュファクチャリングにより『メイド・イン・インターネット』が現実になる。クラウドコンピューティング、IoT、AIなどの技術を結びつけることで、工場の稼働効率が業界の平均水準の4倍になる。100着から受注し、7日で交付できる」と述べた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年9月17日

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