中国のVCは、東南アジアとアフリカ市場を開拓している段階で、グローバル資本や現地VCと共同投資を進めている。
アンブローズ氏は、中国市場の規模と人民元レートの安定によって、中国は他の国・地域が直面する試練の影響を受けず、特に為替レートの変動が投資額とリターンに及ぼす大きな影響を免れているとの見解を示した。
今年発生した新型コロナウイルスについては、感染症の流行後、多くのテーマが中国と世界の株式投資が取り組むべきトピックとなり、特に環境の持続可能性などが注目されたと指摘。また、世界的にテック企業は大きな魅力を持っており、その理由として、大規模な従来型インフラや商業モデルを有する企業に比べ大きく飛躍していることや、新しいソリューションとイノベーションを実施していることが挙げられると説明した。
数多くのPEをどのように発展させるかについてアンブローズ氏は、PEの規制以外に、グローバル投資家が投資を検討する際に重視する3つの基本原則があると答えた。第一に、外国投資を開放している政策的な枠組みがあり、民営企業による投資が許されていること。第二に、市場の透明性と情報の取得。第三に、投資家保護の一致性と信頼性が必要で、これがあれば投資家は投資ルールの変更を心配せずに資本を投入できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年9月20日