今年の天猫(Tmall)による「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント) の最大の変化は、販売開始時期の前倒しと販売期間の延長だ。業者の取引期間を延ばし、消費者により豊富な供給とサービスを提供する。オンライン・オフライン融合で、より立体的な消費体験をもたらす。
ダブル11はデジタル経済の定着した勢力で、消費増をけん引する。世界が依然として感染症の不確実性に直面するなか、多くの業者の粘り強さ、デジタル経済の活力、中国の内需の原動力を示す。
天猫は、今年は11月1−3日、11月11日という2つの販売期間を設けると発表した。予約販売は10月21日に開始。
この2つの期間が設けられたのは、感染症の影響を受ける業者に配慮するためだ。彼らが1年で最大の販促チャンスをつかみ、販売状況の変化に基づき適時プランを調整し、より大きな売上増を実現できるようにする。
オンライン消費はさらに、これまでネット上に上がっていなかった商品にまで全面的に広がる。今年9月に誕生した「天猫好房」も初めてダブル11に参戦し、天猫汽車の投入も過去最大になる。
中国経済の内需の原動力を引き出す
アリババはコロナ禍を受け、11年ぶりに中小企業扶助特別行動「春雷計画」を開始した。5方面・16件の扶助措置を打ち出し、中小企業の感染症の危機を和らげる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年10月21日