第13次五カ年計画期間(2016−20年)、中国の生態文明建設に顕著な成果があった。資源節約型・環境友好型社会の建設に飛躍的な進展があった。
同期間、中国は前後して「大気十条」「水十条」「土十条」と新環境保護法を発表・施行し、エネルギー消費と汚染の多い立ち遅れた生産能力の淘汰を加速した。中国は2016−18年にかけて、粗鋼の生産能力を1億5000万トン以上削減し、1億4000万トンの「地条鋼」の生産能力を全面的に撤去した。第13次五カ年計画の生産能力削減目標を2年前倒しで達成した。
エネルギー構造が積極的かつ効果的に調整された。中国国内の石炭消費がエネルギー消費全体に占める割合は昨年57.7%に低下し、第13次五カ年計画国家エネルギー計画の目標を上回った。非化石エネルギーの増加が一次エネルギー消費の増加に占める割合は40%で、第12次五カ年計画期間(2011−15年)より14ポイント増加した。国のエネルギー安全保障、エネルギー革命の推進加速に向け重要な貢献を成し遂げた。
長年の努力により、中国の森林率は新中国成立初期の8.6%から21.66%に上昇した。森林面積は2億800万ヘクタールに、人工林保存面積は6933万ヘクタールに達した。これと同時に、2016年から現在にかけてグリーンな移動、小包回収、使い捨て食器の提供禁止といったCO2排出削減行動により、中国は累計でCO2排出量を1200万トン削減した。2019年末現在の中国の単位GDP当たりCO2排出量は2005年より48.1%減少し、2020年までに40−45%削減という目標を前倒しで達成した。
統計によると、昨年の全国337の地級以上都市の大気品質の年平均優良日数の割合は82%となった。中国都市部集中型地下水飲用水源の水質が全体的に安定を維持し、水質基準達成率が90%以上で安定を維持した。昨年の全国固形廃棄物輸入量は前年比40.4%減の1347万8000トンで、今年の年内に輸入ゼロをほぼ実現する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年11月7日