海南自由貿易港、初の「ゼロ関税」商品リストが発表

海南自由貿易港、初の「ゼロ関税」商品リストが発表。「ゼロ関税」原料・補助材料は、海南自由貿易港内の企業の生産のみに使用され、税関の監督管理を受ける…

タグ:ゼロ関税 商品 税目 貿易 企業

発信時間:2020-11-13 15:35:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 財政部、税関総署、税務総局は11日、「海南自由貿易港の原料・補助材料の『ゼロ関税』政策に関する通知」を共同で印刷・配布した。海南自由貿易港の初の「ゼロ関税」商品リストが発表された。


 通知は、全島の封関運営前に、海南自由貿易港で登録され独立法人資格を持つ企業に対して、自社の生産用に用いる、「両頭在外(原材料と市場を海外に依存する)」モデルで生産加工活動が行われる、もしくは「両頭在外」モデルでサービス貿易を行う際に消耗する原料・補助材料について、輸入関税、輸入関連の増値税と消費税を免除することを明らかにした。


 「ゼロ関税」原料・補助材料はポジティブリスト管理を行う。第1陣となる「ゼロ関税」原料・補助材料には、ヤシなどの農産品、石炭などの資源性製品、キシレンなどの化学工業製品、光ファイバー母材などの原料・補助材料、及び飛行機・その他の航空機・船舶整備部品の計169種・8税目の標品が含まれる。リストは海南の実需及び監督管理条件に基づき動的に調整される。


 「ゼロ関税」原料・補助材料は、海南自由貿易港内の企業の生産のみに使用され、税関の監督管理を受ける。島内での譲渡もしくは島外への輸送は認められない。企業の破産などの原因により、譲渡や島外への輸送の必要が確かにある場合は、批准及び追納などの手続きを踏まえなければならない。


 「海南自由貿易港建設全体案」に基づき、全島の封関運営前、海南自由貿易港の「ゼロ関税」政策には4種の商品が含まれ、「1ネガティブ・3ポジティブ」のリスト管理が行われる。うち企業の自社用生産設備の輸入の「ゼロ関税」についてはネガティブリスト管理が行われる。営業用交通ツール及び船舶、企業生産用の原料・補助材料、島内住民消費の域内輸入商品の「ゼロ関税」についてはポジティブリスト管理が行われる。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年11月13日


 

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