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発信時間：2020-11-16 15:09:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　商務部のウェブサイトが15日に発表した情報によると、東アジア地域包括的経済連携（RCEP）第4回首脳会議において、商務部の鐘山部長が中国政府を代表し、日本、韓国、豪州、NZの貿易部長と共同でRCEP協定に署名した。RCEPの署名は、世界最大の自由貿易圏の出港を意味し、東アジア地域経済一体化の新たな節目である。

　業界関係者は、RCEPは中国の各産業がより十分に市場競争に参加し、国際及び国内の2つの市場の資源配置能力を高め、中国の「ダブル循環」という新たな発展構造に効果的な支えを提供すると判断した。またRCEPの署名は世界経済の期待感を生み、世界経済の回復をけん引する。

　輸出市場を拡大

　商務部副部長兼国際貿易交渉副代表の王受文氏は「RCEPの合意は中国の輸出市場の拡大を促し、国内の輸入消費の需要を満たし、地域の産業チェーン・サプライチェーンを強化する。貿易安定と外資安定を促し、国内大循環を主体とする、国内・国際ダブル循環による相互促進という新たな発展構造の形成に向け効果的な支えを提供する」と述べた。

　商務部国際司の責任者は「RCEPは中国の各産業がより十分に市場競争に参加し、国際及び国内の2つの市場の資源配置能力を高めることを促す。これは中国の開放拡大による国内の革新のけん引、改革の推進、発展の促進に有利だ。産業のモデル転換・高度化を絶えず実現し、中国の地域産業チェーン・サプライチェーンにおける地位を固める。国民経済の好循環に効果的な支えを提供し、国際経済競争・協力の新たな優位性の形成を早め、経済高品質発展を促す」と述べた。

　商務部研究院アジア研究所の副所長の袁波氏は「経済貿易協力は、RCEPの主な見所の一つだ。これは15カ国が合意した地域貿易協定で、統一的な経済貿易及び投資ルールを採用する。中国を含む各国の企業の地域内におけるサプライチェーン・産業チェーンの効果的な展開に資する」と話した。

　各国の経済回復を促進

　上述した商務部国際司の責任者は「世界経済が困難に直面するなか、RCEP自由貿易圏の建設は一国主義と保護貿易主義に反対し、自由貿易と多国間の貿易体制を守ることを支持する強いシグナルを放った。各方面の経済成長への自信を強めるはずだ。国際的に有名なシンクタンクの試算によると、RCEPは2025年までに参加国の輸出の成長率を10.4％、対外投資残高を2.6％、GDPを1.8％引き上げる」と述べた。

　王氏は「RCEP協定の署名は、東アジア地域経済一体化の新たな節目だ。これは地域貿易・投資の自信を強め、産業チェーン・サプライチェーンを強化し、各国の共同感染対策の能力を高める。各国の経済回復を促し、地域の長期繁栄・発展を促進する。同時にRCEPはアジア太平洋自由貿易圏（FTAAP）に実現ルートと力強い推進力を提供する」と話した。

　またRCEPは実際の行動により、貿易・投資の自由化及び円滑化を支持し、世界経済の自信を深める。王氏は「RCEPの署名は、各参加国がいずれも関税引き下げ、市場開放、基準の壁の減少を約束し、一国主義と保護貿易主義に反対する強いシグナルを出し、自由貿易と多国間貿易体制を力強く支持した。これは世界経済の期待感の形成を促し、コロナ後の世界経済の回復をけん引する」と述べた。

　財政部は「RCEPの順調な署名は、各国のコロナ後の経済回復を強化し、長期的な繁栄・発展を促進する極めて重要な推進力を持つ。貿易自由化のさらなるペースアップは、地域経済貿易の繁栄により大きな促進力をもたらす。協定の直接的な利益は消費者と業界内の企業に届き、消費市場の選択の豊富化、企業の貿易コスト削減の重要な効果を発揮する」と表明した。

 「中国網日本語版（チャイナネット）」2020年11月16日

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