ブルームバーグは22日、欧米石油産業の縮小は深刻化しているが、中国は米国に代わり世界最大の石油生産国になる可能性があると伝えた。
記事によると、欧米のコロナ再流行、石油ニーズの低下、新エネルギー代替比率の拡大などにより、欧米などの国の石油産業は深刻な危機に陥ると見られる。今月上旬、世界3位の大手石油会社のシェルは米ルイジアナ州のセントジェームス製油所を閉鎖する事態となった。一方、海を隔てた中国とアジアのその他の地域ではポストコロナ時代の急速な回復が需要の急増を後押ししている。国際エネルギー機関は、中国は早くて2021年に米国に代わり世界最大の石油生産国になるとの見解を示している。
ロイター通信は19日、中国は今年、世界石油市場の救世主になると伝えた。中国は今年の石油需要の増加が予想される唯一の主要石油輸入国で、ここ数週間、ロシア、米国、アンゴラなどの輸出国から調達を拡大している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年11月24日