「嫦娥5号」が順調に月探査任務を完了、世界の同業者も称賛

「嫦娥5号」が順調に月探査任務を完了、世界の同業者も称賛。

タグ:嫦娥5号 月探査

発信時間:2020-12-18 14:49:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 北京時間17日午前1時59分、月探査機「嫦娥5号」の帰還モジュールが月のサンプルを携え、内蒙古自治区四子王旗の予定エリアに安全に着陸した。月探査事業嫦娥5号任務が順調に成功した。世界各国の宇宙機関と専門家が中国の宇宙の成果を評価し、中国との協力に期待している。


 米CNNは「中国は月のサンプルの一部を他国の科学者と共有する。中国政府は、回収後の嫦娥5号帰還モジュールを北京に空輸した後、関連する分析・研究活動を開始すると発表した。中国は他国と月のサンプルの一部を共有し、国際月科学研究基地を建設すると表明した」と報じた。


 ワシントン大学宇宙科学センター地球・宇宙科学センターの科学者は、CNNに「嫦娥5号が持ち帰る月のサンプルは、月の10−30億年に渡る歴史の空白を埋めるため役立てられ、かつ月の経済的価値を持つ資源に関する手がかりをもたらす。これらのサンプルは宝の山になる。私は中国の同業者がこの非常に苦しい任務を終えたことに敬意を表する。採取されたこれらのサンプルの分析によって得られる科学の結論は、長年に渡る重大な遺産になる」と話した。


 嫦娥5号が月のサンプルを携え順調に地球に帰還したことについて、多くの国際宇宙機関と専門家が祝意を表し、高く評価している。嫦娥5号帰還モジュールが着陸に成功してから1時間もたたないうちに、欧州宇宙機関がこの情報を転載し、かつSNSで「嫦娥5号、おかえりなさい」と投稿した。ロシア・スプートニクの17日の報道によると、ロシア科学アカデミー宇宙研究所の科学研究責任者は「これは非常に素晴らしい……(中略)……中国は計画的に控えめに目標に向け邁進している。中国は宇宙事業の先端を走っている」と述べた。


 韓国の聯合ニュースは17日、次のように称賛した。中国は米ソに続き月の土壌を持ち帰った3番目の国になった。その成功は決して偶然ではなく、国全体の支持と毎月2回以上の打ち上げ活動の蓄積が背景にある。中国は宇宙の飛躍を実現するため、昨年は34回の打ち上げを行った。今年は月探査機及び新型ロケットの40回以上の打ち上げを行っている。中国の研究者の粘り強さには驚嘆させられる。帰還モジュールと月探査モジュールの宇宙ドッキングだけでも、中国の科学研究者は661回の訓練を行った。宇宙ドッキングの失敗を防止するため、中国の科学研究者は35の故障対応プランを策定していたが、結局1つも使わなかった。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月18日

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