中国新聞出版研究院はこのほど、「2019年中国著作権産業の経済貢献」に関する調査研究報告書を発表した。同報告書によると、2019年の中国著作権産業の付加価値額は7兆3200億元で、前年同期比で10%以上の成長を遂げ、GDPに占める割合は前年より0.02高い7.39%となった。中国著作権産業の国民経済におけるウェートも着実に上昇し、全体的な規模は一層拡大した。
「第13次五カ年計画」期間中、国家版権局と地方版権行政部門は党中央、国務院の各決定・配置を全面的に徹底・実施し、法律・政策・行政などの手段を総合的に利用し、中国著作権産業の質の高い発展を推進してきた。2016年から2019年までの間に、中国著作権産業の付加価値は5兆4600億元から7兆3200億元に増加し、産業規模は34%拡大した。国民経済への貢献を見ると、中国著作権産業のGDPに占める割合は2016年の7.33%から2019年の7.39%へと着実に上昇している。革新駆動型発展の新しいエンジンとして、著作権産業は経済構造の最適化とグレードアップにおいて重要な役割を発揮し、中国経済の質の高い発展を後押しした。
調査結果によると、中国でサプライサイド構造改革が深く推進されるにつれ、新聞出版、ラジオ・テレビ放送・映画、ソフトウェア、広告・デザインなどの業態はデジタルトランスフォーメーションを加速させ、核心的著作権産業の急速な発展を後押ししている。2019年、中国の核心的著作権産業の付加価値額は前年同期比10%増の4兆5900億元に達し、著作権産業全体に占める割合は63%に至り、著作権産業の発展における下支えと牽引の役割がより鮮明になった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年12月31日