西南交通大学が13日に発表した情報によると、同校の独創的な技術を採用した世界初の高温超伝導高速リニアの実用化に向けた試作機及び試験ラインが同日、四川省成都市で正式に使用開始された。これは中国の高温超伝導高速リニアの実用化研究が無から有の進展を実現し、実用化に向けた試験・実証の条件を備えたことを意味する。
同試作機は100%炭素繊維の軽量化車体、空気抵抗の弱い先頭部などの新技術・新プロセスを採用。設計上の時速は620キロで、陸上交通速度の新記録を樹立する見通しだ。今後は未来の真空チューブ技術と結びつき、陸上交通と航空交通の速度の空白を埋める総合交通システムを開発し、将来的に時速1000キロ以上の速度の限界を突破する基礎を固める。
革命的な技術創造である高温超伝導リニア列車技術は、西南交通大学で生まれた。同技術はパッシブ自動安定、シンプルな構造、省エネ、無化学・無騒音、安全で快適、低いランニングコストといったメリットがある、理想的な新型レール交通ツールだ。各速度帯、特に高速・超高速線路での運行に適している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年1月14日