国連が25日に発表した報告書「2021年世界経済見通し」によると、21年のグローバル経済は緩やかに回復し、成長率が4.7%を超える見込みだ。新華社が伝えた。
同報告書によれば、新型コロナウイルス感染症の打撃により、20年のグローバル経済成長率はマイナス4.3%になり、世界金融危機当時のマイナス幅を大きく上回った。このうち先進エコノミーの成長率はマイナス5.6%にも達し、発展途上のエコノミーはマイナス2.5%だった。
同報告書の予測では、21年には先進エコノミーの成長率は4%、発展途上のエコノミーは5.7%になるという。
同報告書は、「感染症により1億3100万人が貧困に陥り、その多くが女性、子ども、周辺化された人々だ」と伝えた。
また同報告書は、「グローバル経済が感染症の影響から脱却できるかどうか、持続的な回復を実現できるかどうかは、目下の活性化措置の規模とワクチン開発のスピードによって決まるだけでなく、こうした措置が将来やって来る打撃を防ぎきれるかどうかによっても決まる」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年1月29日