日本 実証実験が春にスタート
日本銀行は2021年春にデジタル通貨の実証実験を開始することを計画している。3段階に分けて実施する構想で、第一段階で主に基本機能の構築、第二段階で複雑な条件下での機能テスト、第三段階で実際操作にのける課題の発見・改善を行う予定。
南アフリカ 慎重に模索
南アフリカのデジタル通貨応用の潜在力は巨大である。2018年6月、南アフリカ中央銀行は「Khokha」というデジタル通貨決済プロジェクト試験報告を発表した。このプロジェクト試験の成功は、各金融機関の今後の効率的な協力に技術的基礎を築いた。2019年「世界デジタル年鑑」によると、南アフリカのネットユーザーの10.7%が何らかの形式のデジタル通貨を持っている。アフリカの金融センターの1つとして、南アフリカのデジタル通貨応用の潜在力は巨大である。
EU デジタルユーロ登場は決定事項
欧州中央銀行の総裁は以前、5年以内にデジタルユーロを現実にしたいと話した。この発表は欧州中央銀行の「政策発表」と見られ、デジタルユーロの登場が決まっていることを示した。ここ数年、EUはデジタル決済の応用を躊躇し、デジタル通貨に対してより慎重になっている。2018年、EUは「第五版マネーロンダリング対策」を発表し、デジタル通貨の発展は必須だと認識した。
韓国 テストに積極的 使用に慎重
韓国は2020年初め、デジタル通貨の実質的な準備作業の推進に正式に着手した。準備作業の開始直後、韓国は「加速」モードに入った。すでに大部分の準備作業を終えたが、積極的な準備は韓国がデジタル通貨の応用をすぐ開始することを意味するわけではない。韓国銀行のデジタル通貨に対する姿勢に、「応用後に話し合うが、自国のデジタル通貨は必要」という傾向がみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2021年1月30日