中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)はこのほど北京で、第47回「中国インターネット発展状況統計報告」を発表した。中国新聞網が伝えた。
同報告によると、2020年は突然発生した新型コロナウイルス感染症に対して、インターネットが強大なパワーを発揮し、感染症に打ち勝つための重要な役割を果たした。感染症の期間中に、全国一体化政務サービスプラットフォームが「防疫健康コード」を打ち出し、累計9億人近くが申し込み、利用人数はのべ400億人を超え、全国のほとんどのエリアで「1コードによる通行」が可能になり、感染症対策と企業活動・生産活動再開の中でビッグデータが果たした役割が顕在化した。同時に、大手オンライン教育プラットフォームが学生層に向けてさまざまな無料のライブ配信カリキュラムを打ち出し、家庭での学習が便利になり、利用者の規模が急速に拡大した。感染症の影響で、ネットユーザーのオンライン診療に対するニーズが増加を続け、中国医療業界のデジタル化モデル転換をさらに推進した。20年12月現在、中国のオンライン教育のユーザーは3億4200万人でネットユーザー全体の34.6%を占め、オンライン診療のユーザーは2億1500万人でネットユーザー全体の21.7%を占めた。今後、ネットは経済の回復を促進し、社会の運営を保障し、世界の感染症対策をめぐる協力を推進するなどの面で、さらに重要な役割を担うことになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年2月4日