国家外貨管理局が先ほど発表した国際収支バランスシート(速報値)によると、2020年の対中直接投資額は前年比37%増の2130億ドルだった。海外投資家は中国経済の長期的発展の潜在力に期待している。
国家外貨管理局副局長、報道官の王春英氏は「昨年の中国の経常黒字は2989億ドル、同期の国内総生産(GDP)の2%で、引き続き合理的な区間内に収まった。越境資金が双方向に穏やかに流動し、国際収支が基本的なバランスを維持した」と説明した。
貨物貿易は巨額の黒字を維持した。昨年の国際収支ベースの貨物貿易黒字は5338億ドル。サービス貿易の赤字がは縮小した。昨年のサービス貿易赤字は44%減の1453億ドルとなった。直接投資は大きな黒字を維持し、証券投資の双方向取引が活況を呈した。昨年の直接投資黒字は78%増の1034億ドル。
王氏は「全体的に見ると、中国は国内大循環を主体とし、内外の双循環が相互促進する新たな発展構図の構築ペースを上げている。積極的に内需と外需、輸入と輸出、外資導入と対外投資の調和的発展を積極的に推進している。これは中国の国際収支の基本的なバランスの維持を促す」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年2月24日