中国鉄建股份有限公司の発表によると、中鉄十四局集団が施工する汕汕鉄道汕頭湾海底トンネルで29日、シールドマシンによる掘進が始まった。これは世界初の設計上の時速が350キロにのぼる海底トンネルの海底区間主体工事の開始を意味する。
汕頭湾海底トンネルは汕汕鉄道(汕頭〜汕尾)全線の制御性プロジェクトだ。トンネルの全長は9781メートルで、うち汕頭湾横断海底区間の2169メートルはシールド工法を採用。シールドマシンの掘削直径は14.57メートルで、現時点では世界最大直径の高速鉄道海底シールドトンネルとなっている。
汕汕鉄道の本線の全長は約162キロで、2023年の開通が予定されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月30日