米通商代表のキャサリン・タイ氏はこのほど、米国は近日中に中国製品に対する関税を撤廃する準備ができていないが、中国との貿易交渉の可能性に向け開放的な態度を維持すると表明した。米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」(電子版)が29日に伝えた。
タイ氏は上院の承認公聴会後の初のインタビューに応じた際に、上述した関税が米国の企業及び消費者に損失をもたらすことを認めた。タイ氏は、「これらの関税を撤廃して欲しい」との声を耳にしていると述べた。
またシンガポール華字紙「聯合早報」(電子版)は29日、「関税支持派は米国企業の保護につながるとしているが、タイ氏は関税が米国の企業と消費者の負担になることを把握している」と伝えた。
記事はまた、「タイ氏は就任後、米中貿易摩擦の早期解消を願う米国企業から圧力を受けている」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年3月30日