中国人民銀行金融市場司の鄒瀾司長は1日、各種措置により中国の製造業向けの中長期貸付が大幅に増加していると発表した。2月末時点の中国製造業向けの中長期貸付残高は前年同期比38.8%増の5兆6200億元で、伸び率が16カ月連続で上昇した。
鄒氏は「外部経済環境及び感染症の影響を受け、製造業企業の流動資金が逼迫している。貸付は主に流動資金の需要を満たすため用いられる。企業の投資能力及び投資の自信はさらなる回復が待たれる。製造業の高品質発展を支持するため、人民銀行は近年、マクロかつ慎重な評価を強化し、政策の協調・連携を強化している。その他の金融管理部門と共に、各種措置で製造業向け中長期貸付の大幅な増加を促している。金融の製造業を支える効果が徐々に顕在化している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月2日