中国自動車工業協会はこのほど、3月の自動車生産・販売データを発表した。データによると、3月の中国の自動車生産・販売台数はそれぞれ前期比63.9%と73.6%増、前年同期比71.6%と74.9%増の246万2000台と252万6000台だった。
国内の自動車市場は好調で、新エネ車は成長エンジンの一つとなっている。3月の新エネ車の生産・販売台数は、それぞれ前年同期比2.5倍と2.4倍増の21万6000台と22万6000台となり、記録を更新し続けている。また、新エネ車の主要車種のうち、純電気自動車とプラグインハイブリッド自動車の生産・販売台数は前期比、前年同期比でともに急速な伸びを示した。
中国自動車工業協会の許海東アシスタント・チーフエンジニアは、国内外の自動車メーカーの共同努力のもと、新エネ車の品質が向上し、消費者の自動車需要を満たしたと分析した。そのため、中国自動車工業協会は新エネ車の年間販売実績に楽観的な見方を示している。
国内の新エネ車メーカーの生産・販売台数は急増している。比亜迪(BYD)の生産・販売速報データによると、同社の1-3月の新エネ車累計生産台数は前年同期比149.22%増の5万5619台だった。蔚来汽車が3月に出荷した新車台数は前年同期比373.4%増の7257台、1-3月に出荷した新車台数は前年同期比422.7%増の2万60台だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年4月15日