中国上海にある栄安自動車学校では、AIロボットを搭載した教習車が数台走っています。社内のAIシステムの指導に従って教習を受ける生徒から、「AIの音声指導が優しくて、気楽に運転練習ができた」と好評の声が上がっています。
車内に搭載された自動車教習用のAIシステムは2018年に開発され、2年余りのテストと改良を経て、今年初めに正式に導入されたということです。AIシステムで対応できるのは技能教習の一部のみで、安全制御と衛星測位システムの搭載で教習時の安全性が十分に確保されています。
実際の利用状況については、自動車学校の責任者は教習効率と合格率の向上や人的コストの削減などの利点が挙げられるとし、「AIシステムが導入された後、教官が助手席に座らずに、システムを通して同時に2~3台の教習者を指導できる。一方、生徒たちのプレッシャーも軽減され、その合格率が75%から90%以上に引き上げられた」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2021年4月17日