上海証券取引所は1日、広範な投資家の関心を集めている中国電力業界史上最大のIPO——中国三峡新能源(集団)股份有限公司(株式銘柄略称「三峡能源」、証券コード「600905」)の「オンライン発行購入申請状況及び当選率公告」を発表した。発表によると、「三峡能源」のA株IPO公募への投資家の参加は活発的で、オンライン発行の有効購入申請件数は約1619万件、有効購入申請株数は約4874億株、購入申請資金全体の規模は約1兆3000億元に達した。
「初回株式公開に関する公告」で公表されたバークメカニズム発動状況によると、オンライン発行における初期有効購入倍率が150倍を超える189.57倍となったため、「三峡能源」はバークメカニズム発動基準に達した。バークメカニズム発動後、「三峡能源」オンライン発行の最終当選率は1.28314731%で、有効購入倍率は77.93倍となった。
中国最大のクリーンエネルギー企業グループとして、三峡集団は新エネルギー事業をコア事業として全力で取り組む方針。戦略の実施主体である「三峡能源」の主要事業は風力エネルギー、太陽エネルギーの開発と関連投資・運営である。
公式サイトのデータによると、2020年末現在、「三峡能源」の業務は全国30の省・自治区・直轄市をカバーし、風力発電、太陽光発電、中小水力発電の設備容量の規模は1500万キロワットを超え、総資産は1400億元を上回っている。上場後、「三峡能源」はA株市場で総資産が最も多く、かつ時価総額千億元級の唯一の風力発電・太陽光発電銘柄となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月3日