新型コロナウイルスの感染対策と経済・社会の発展の同時進行の成果の顕在化に伴い、中国経済は安定的な回復を保っている。複数の国際格付け機関及び専門メディアが、中国の今年の経済成長に期待感を示している。
国際的な格付け機関のフィッチ・レーティングスは28日、中国経済は回復の道ですでに「成熟段階」に入っており、今年のGDP(国内総生産)成長率は8.4%に、来年は5.5%にのぼるとした。また、中国の格付けを「A+」に据え置き、見通しは安定とした。
別の国際的な格付け機関のスタンダード&プアーズはこのほど、中国が感染拡大を効果的に抑制しワクチン接種をスムーズに展開していることから、中国の今年の実質GDP成長率は8.3%にのぼるとした。
ブルームバーグは28日、中国経済が6月によりバランスの取れた拡張の兆しを見せ、成長の流れが穏健であることから、今年のGDP成長率は8.5%にのぼると予想した。
中国国家統計局のデータによると、中国の今年第1四半期のGDP成長率は前年同期比18.3%だった。中国の昨年のGDP成長率は2.3%で、世界の主要経済体に先駆けプラス成長を実現した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年6月30日