最新のスパコン性能ランキング「TOP500」が28日に発表された。日本のスパコン「富岳」が連覇を果たした。中国から入選したスパコンは186台と前回よりやや減少したが、依然として首位をキープ。
今回のランキングによると、富岳のLINPACKベンチマーク値は442.01ペタFLOPSで、2位の米スパコン「Summit」の約3倍。富岳のピーク性能は1001ペタFLOPSを超える。
2位のSummitは現在、米国で最も高性能なスパコンだ。3−5位は、米エネルギー省傘下のローレンス・リバモア国立研究所が開発した「Sierra」、中国製スパコン「神威・太湖之光」、米エネルギー省傘下のローレンス・バークレー国立研究所が開発した「Perlmutter」。「Perlmutter」は今回のトップ10に唯一初入選したスパコンだ。
今回のランキングによると、中国から入選したスパコンは186台で世界一だったが、前回よりやや減少した。2位は123台の米国で、これに日本、ドイツ、フランスが続いた。中国の入選数は2017年11月より8回連続で世界一をキープ。
中国のレノボは現在、世界最大のスパコンメーカーだ。2位は浪潮集団で、中科曙光は4位。
TOP500は約半年ごとに発表される、世界で設置済みのスパコンの格付けをする有名ランキングだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年7月1日