【高速道路から見る中国】 高速道路は振興の道

【高速道路から見る中国】 高速道路は振興の道。

タグ:高速道路

発信時間:2021-07-03 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「瀋海高速道路は当社に富をもたらした」。瀋海高速道路遼寧区間沿線の瀋陽、鞍山、遼陽などを取材した際、多くの企業責任者は瀋海高速道路が企業発展の「富をもたらす道」になったと感慨深げに語った。企業による新興産業への取り組みも、高速道路に入ったように加速化の様相を呈している。

 

 瀋海高速道路は中国東部沿海地区を貫く中国で最も重要な沿海高速道路だ。1990年に完成した瀋陽-大連区間(瀋大高速道路、現在の瀋海高速道路遼寧区間)は当時、中国最長の高速道路で「神州第一路」と呼ばれていた。

 

 一本の道路が多くの都市を繁栄させた。瀋海高速道路沿線各地は主体的に新たな発展の枠組みに溶け込み、発展の新しい原動力の育成と産業の新しい活力の増強を進め、ニューエコノミー発展の決意と自信を継続的に示した。

 

 瀋海高速道路は鞍山経済開発区を通る。鞍山経済開発区は鞍山市街地西部に位置し、面積は105平方キロメートル、入居する工商企業は計4200社余り、うち一定規模以上の企業は790社に上り、一定規模以上の企業による鉱工業生産は339億元で、同市工業経済総量の3分の1を占める。ここでは新興企業が絶え間なく生まれている。

 

 瀋海高速道路鞍山達道湾料金所から自動車で5分の鞍山経済開発区に、邁格納磁動力股份有限公司がある。総経理の呉正波氏によると、地元で育った民営ハイテクイノベーション企業の同社は、中国の希土類永久磁石モーターのリソースを充分に活かしながらネックとなっている問題を解決するためのコア技術を開発し、100件以上の自主知的財産権特許を取得したという。

 

 永久磁石式受動フレキシブル制御技術では、自動車永久磁石式渦電流リターダ、エレベーター永久磁石式受動安全保護システム、軌道交通永久磁石式制御技術などを開発。永久磁石式伝動技術では、同社が開発した永久磁石式渦電流フレキシブル電動省エネルギー技術が、中国工業・情報化(工信)部が編集した「国家工業省エネルギー技術装備推薦目録(2018)」に掲載された。

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