中国商務部が8月3日に発表した統計によると、今年1―6月の中国のサービス貿易輸出入総額は2兆3774億4000万元で、前年同期比6.7%増加した。うちサービス輸出総額は1兆1284億9000万元で23.6%増、輸入総額は1兆2489億5000万元で7.5%減だった。

　サービス輸出総額の伸び率は輸入総額の伸び率を28.6ポイント上回り、サービス貿易の輸入超過額は前年同期比で2812億5000万元減少した。

　2019年同期比では、サービス輸出入総額は9%減少し、2年平均減少幅は4.6%となった。うち輸出総額は20.9%増、2年平均増加幅は8.3%、輸入総額は25.6%減、2年平均減少幅は13.8%だった。

　知識集約型サービスの貿易額がサービス貿易全体に占める割合が上昇。1―6月の知識集約型サービス輸出入額は前年同期比13.5%増の1兆1060億7000万元で、サービス輸出入総額に占める割合は46.5%と、2.8ポイント上昇した。うち知識集約型サービスの輸出は6038億3000万元で17.7%増、サービス輸出総額に占める割合は53.5%となった。輸出の伸びが速い分野は、個人向け文化と娯楽サービス、電気通信・コンピューター・情報サービス、知的財産権使用料で、それぞれ37.9%、27.1%、21%伸びた。知識集約型サービス輸入額は5022億4000万元で8.8%増、サービス輸入総額の40.2%を占めた。輸入の伸びが速い分野は、金融サービス、知的財産権使用料で、それぞれ25.6%、14.2%伸びた。