中国海洋石油集団有限公司(中国海油)は30日、中国初の海上CO2密閉保管模範プロジェクトが南海珠江口盆地で正式に始まったと発表した。海上油田の開発に伴うCO2を水深800メートルの海底埋蔵層に永久に保管する。毎年の保管量は約30万トンで、計146万トン超にのぼる。これは中国の海洋油ガス開発のグリーンで低炭素なモデル転換の重要な一歩で、国の「CO2排出ピークアウト、カーボンニュートラル」という目標の達成に向け新たな道を切り開いた。
中国海油深セン分公司副総経理、チーフエンジニアの張偉氏によると、同模範プロジェクトは珠江口盆地に位置し、香港から南東方向に約190キロメートル離れている。所在海域は平均水深が80メートル超で、「恩平15-1油田群開発」の環境保護付帯プロジェクトだ。「プロジェクト実施後、1400万本弱の植樹効果、もしくは100万台弱の乗用車の運転停止の効果を発揮する」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年8月31日