外資が中国金融市場に積極的に参入

外資が中国金融市場に積極的に参入。

タグ:中国金融市場

発信時間:2021-09-04 16:42:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 近年、中国金融業の対外開放が進み、ポジティブな進展を遂げるなか、合計で100以上の外資系銀行・保険・証券・決済機関の設立が認可された。中国は今後、ネガティブリストに基づくより高度な金融開放を促進し、外資系銀行・保険など金融機関の参入基準の要件を改善し、外資に対する中国の金融市場の魅力を一段と高める考えだ。


 外資は中国で積極的に新会社を設立するだけでなく、「組織的に」人民元建て資産を買い増ししている。


 中国人民銀行上海本部の最新統計によると、外国機関がインターバンク市場で保有する債券は2021年7月末時点で3兆7700億元と、昨年12月末から5200億元増加し、インターバンク債券市場の保管量全体の約3.5%を占める。7月には新たに5つの外国機関がインターバンク債券市場に参入し、7月末時点で市場参入している外国機関は合計972社と、昨年12月末より67社増加した。


 「世界の金融経済情勢が緊迫するなか、中国には記録的な投資資金の流入が続いている」。米シンクタンク、ピーターソン国際経済研究所のニコラス・ラーディ上席研究員は、「中国は世界経済をリードし新型コロナ流行による悪影響から抜け出しつつあるところで、外資系企業の中国でのビジネス環境は持続的に改善している」と指摘。同時に金融業のさらなる開放に伴い、中国に流入する外資が急増、今年に入ってから中国本土の株式市場への資金流入や中国国債の購入が大幅に増加している。

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