昨年下半期以降、世界の集積回路製造の生産能力の逼迫が続き、自動車の半導体不足が世界の自動車メーカーの難題となっている。国務院新聞弁公室が13日に開いた会見で、工業・情報化部の田玉龍チーフエンジニアは、「工業・情報化部は自動車半導体普及活動チームを発足し、需給のマッチングと連携を強化し、自動車半導体の供給能力の拡大を促す。同時に安全保障を前提とし審査・批准手続きを簡略化し、代替半導体の普及を急ぐ」と述べた。
田氏は、「現状を見る限り、問題はある程度和らいでいるが、世界の集積回路サプライチェーンの安定性は依然として厳しい試練に直面している。工業・情報化部は調整を強化し、サプライチェーンの正確な連結を強化し、半導体の供給能力の拡大を促す」と述べた。
これには次の対策が含まれる。半導体メーカーによる供給能力拡大の加速、代替案の実用化の加速の積極的な支援。充電・バッテリー交換インフラの整備の加速、新エネ車農村部普及キャンペーンの持続的な展開、スマートコネクテッドカー産業の発展の加速。各国との技術革新及び国際貿易などの開放と協力の強化、自動車サプライチェーンの安定及び円滑性の共同維持。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年9月14日