各自動車メーカーの9月と10月の最盛期に向けた商品攻勢が続いており、無数の中国の自動車業者が「自動車導入国から自動車輸出国へ」という夢を現実にしている。海外での新型コロナ流行と自動車用チップの不足という不利な条件の中、中国の自動車輸出は増加を実現した。
中国汽車工業協会が発表したデータによると、8月の中国自動車企業の輸出台数は18万7000台で前月比7.5%、前年同期比1.6倍増加した。税関の統計によると、今年1~8月の自動車輸出台数は131万8000台で前年同期比117.5%増、輸出額は1377億元で111.1%増となり、2020年通年の水準を上回り、同時期の過去最高を更新した。
商務部が9月16日に開いた定例記者会見で、商務部財務司副司長で報道官の束珏婷氏は、「近年、中国の自動車の質、技術、サービスレベルは絶えず向上し、国際競争力は高まり、輸出は急速に増加している。中国の自動車輸出の急増は、主に3つの要因によるもの。世界自動車市場の回復、新エネルギー車の輸出による貢献、中国自動車企業の国際競争力の向上の3つで、ブランドの国際影響力も高まっている」と述べた。
毎年の自動車市場の9月と10月の最盛期は中国経済の粘り強さと活力を示し、自動車輸出の安定した増加は中国自動車産業、さらには中国経済の安定した基礎と発展の要素が蓄積され、質の高い発展の構造も急速に形成されていることを意味する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2021年10月3日