中国工業情報化部の韓夏チーフエンジニアによると、2021年11月時点で中国の開通済みの5G基地局は139万基に達し、仮想プライベートネットワークとマルチネットワークは2300基を超え、業種のニーズに対応できる5Gネットワーク体系の形成が加速している。

　5G応用は多くの分野をカバーし、5Gによる経済・社会のデジタル化の潜在力は高まり続け、約5割の5G応用が商用化されている。産業ネットワークの応用が拡大し、鉄鋼、機械、交通、エネルギーなど40以上の国民経済重点分野に広く応用され、うち「5G＋産業ネットワーク」の建設中プロジェクトは1800件を超える。

　韓夏氏によると、2022年は新型インフラの建設をシステム的に進め、5Gと1000メガ光ネットワーク建設を段階的に推し進め、共同建設と共有を深化させる。全国の新型データセンターの建設構造を合理化し、ハッシュレート資源とネットワーク資源の合理的なマッチングを実現する。通信施設のスマート化改造とグリーン・グレードアップを展開し、情報通信による経済・社会各分野の省エネ・排出削減を加速化し、二酸化炭素排出のピークアウトとカーボンニュートラルの実現に助力する。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年1月3日