東アジア地域包括的経済連携(RCEP)協定が1日、承認済みの10カ国で正式に発効した。世界最大の自由貿易協定であるRCEPは、全面的・現代的・高品質・互恵の自由貿易協定だ。
RCEPの発効・施行は、地域の経済成長を促進し、中国による新たな発展構造の構築を支える。地方と企業がRCEPのチャンスをより良く把握できるようにするため、中国商務部はこのほど国務院の同意を経て、国家発展改革委員会などの6部門と共に「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)協定の高品質実施に関する指導意見」(以下「指導意見」)を通達した。
指導意見は協定の高品質実施を着眼点とし、地方及び企業が協定の各分野の開放及びルールに的を絞り連結できるよう全面的な案内を提供。RCEPの物品貿易、サービス貿易、投資、原産地規則、貿易円滑化、知的財産権、電子商取引などの開放の許諾と規則をめぐり、指導意見は貿易・投資の高品質発展、産業の競争力の強化、国際標準の協力の促進、ビジネス環境の改善といった重点任務を掲げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月29日