「中国がWTOで再び勝利」ロイター通信の26日の報道によると、世界貿易機関(WTO)は同日、米国の補助金相殺関税に対して中国が10年に渡り異議を申し立てていた件について、米国側がWTOの発効済みの裁決を履行しなかったため、中国側は物品貿易で毎年、米国の6億4500万ドルの商品に対して相殺関税を課すことを認めるとした。
中国商務部は27日、「本件の勝訴の成果は、米国による補助金相殺関税の違反を是正し、中国企業の合法的な貿易の利益を守り、多国間貿易体制を守る上で重要な意義を持つ。中国側は米国側に対して、これ以上いかなる口実も設けず直ちに行動し、対中貿易救済調査における間違ったやり方を是正するよう求める」と表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年1月29日