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世界的な物価高、米連邦準備制度理事会の利上げ、ロシアとウクライナの衝突を背景とし、世界銀行などの機関はこのほど、今年の世界経済成長率の予想値を下方修正した。国連などの国際機関は、食糧安全、政策協調、債務減免などの共同行動を展開し、数多くの課題に対応するよう呼びかけた。
ロシアとウクライナが食糧生産大国であるため、国際社会が食糧安全問題への懸念を強めており、対策の研究が必要になっている。国連のグテーレス事務局長はこのほど取材に応じた際に、ロシアとウクライナの衝突は「開発途上国への音なき打撃」を引き起こしており、17億人（世界の人口の5分の1）が貧困と飢餓に陥る可能性があると述べた。「これは数十年に一度の規模だ」
グテーレス氏はまた、世界的な改革を行い、貧富の格差を広げる世界金融体制を変えるよう呼びかけた。
20か国（G20）財務大臣・中央銀行総裁会議が20日、始まった。数多くの課題に対応するため、各国は世界経済の安定的な発展、感染対策、マクロ政策の協調などをめぐり議論し、協力を模索する。
中国の戴兵・国連次席大使は先ほど、国連のG20関連会見において、「G20は国際経済協力の主要フォーラム、国際経済ガバナンスの重要な場であり、重要な責任を担っている。団結、協力、意思疎通、協調を強化し、経済・金融の重点問題に焦点を絞り、発展を協力の最優先方向とするべきだ。共に国際衛生、デジタル、エネルギーなどの目立った問題に対応するべきだ」と述べた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年4月21日
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