人民元レートが連日、低下している。中国外貨取引センターが25日に発表したデータによると、人民元対米ドルレートの中間値が1ドル=6.4909元で、前取引日より313ベーシスポイント低下した。中国人民銀行(中央銀行)は同日夜、5月15日より金融機関外貨預金準備率を現行の9%から8%に引き下げると発表し、為替レートへのマインド安定の強いシグナルを発した。
「経済参考報」の取材に応じた業界関係者は、人民元対米ドルレートの急低下は主に、米連邦準備制度理事会が利上げのシグナルを持続的に発し、ドルインデックスが上がっていることなどの影響と述べた。金融当局の介入に伴い、持続的な元安の可能性は比較的低い。堅固なファンダメンタルズも人民元をより強く支える。中国の越境資金流動は合理的でバランスの取れた発展構造を呈するという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年4月26日