国際通貨基金(IMF)は5年に1度の特別引き出し権(SDR)バスケットの構成比率見直しを完了し、既存のSDRバスケット構成のうち人民元の比率を10.92%から12.28%に引き上げ、米ドルを41.73%から43.38%に引き上げることを決定した。同時にユーロ、円、英ポンドの比率を引き下げた。人民元の比率は3位を維持。新たなSDRバスケットは今年8月1日に正式に発効する。今回は2016年に人民元がSDRバスケット構成通貨になった後で初の見直しとなった。
世界の外貨準備高及び外貨取引に占める人民元の割合が近年、着実に上昇している。人民元建て資産に投資し、これを保有する海外投資家が増えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月16日