電気自動車の販売が激増、供給網への圧力も拡大

中国網日本語版  |  2022-05-26

電気自動車の販売が激増、供給網への圧力も拡大。

タグ:電気自動車

発信時間:2022-05-26 14:02:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 国際エネルギー機関(IEA)はこのほど「世界電気自動車見通し2022」の中で、世界の電気自動車(HV、PHVを含む)の販売台数が倍増し、660万台にのぼったと発表した。ところが感染症と国際情勢の脅威にさらされているサプライチェーンにとっては、圧力がさらに増した形だ。IEAは、リチウム、ニッケル、コバルトなどの重金属材料が特に深刻なリスクに直面しているとした。「電気自動車用バッテリーの重要な構成部分であるリチウムの価格は今年5月に、昨年の年初を7倍上回った。コバルトは倍以上になった。ニッケルはほぼ倍増」IEAによると、これは「前例のないバッテリーの需要」と、「新たな供給能力への構造的な投資の不足」によるものだ。


 IEAのファティ・ビロル事務局長は、「政策決定者、企業重役、投資家は供給中断のリスクを減らし、重要鉱産物の持続可能な供給を保証するため強い警戒が必要だ」と述べた。


 「見通し」によると、世界のリチウムの需要は2030年までに600%増加する見込みで、新たに50カ所の中規模の鉱山が必要になる。


 またIEAは、電気自動車は温室効果ガスの排出削減に積極的な力を発揮するとした。「ガソリン車と比べ、電気自動車は昨年、温室効果ガスの排出量を4000万トン削減した。これはフィンランドの全エネルギーの排出量に相当する」IEAは、さらに多くの再生可能エネルギーの利用と電気自動車の販売により、この数値は2030年に4億6000万トンに拡大するとした。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年5月26日




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