本部が北京にあるアジアインフラ投資銀行(AIIB)は7日、同行取締役会は海外事務所の開設を承認したと明らかにしました。初の海外事務所開設予定地はアラブ首長国連邦(UAE)首都のアブダビとのことです。AIIBは現在、UAEと協議を進めており、近く合意に達する見通しです。
AIIBの関係筋は、「アラブ首長国連邦は世界の交通ハブであり、アラブ首長国連邦に事務所を設けることは、AIIBが中東、中央アジア、アフリカ、中南米などの地域での投資業務を拡大し、世界規模でのプロジェクトのモニタリングと執行を強化する上で有効だ」と述べました。
なお、同行初の海外事務所は試験的に運用される予定です。AIIBは試行の経験を総括した上で、業務発展の需要に基づき、段階的かつ選択的に限られた数の海外事務所を開設していきます。海外事務所の業務上の意思決定は、引き続き北京本部が担当するということです。(moku、鈴木)
「中国国際放送局日本語版(CRI)」より 2022年7月8日