デジタル化の技術の力を得て、中国の越境ECが急速に発展し、一連の「小さなグローバル企業」を生んでいる。税関の統計によると、中国の越境EC貿易額は5年間で10倍弱増加し、2021年は18.6%増の1兆9200億元にのぼった。業界内の専門家は、越境ECは中国で最も急速に発展している潜在力とけん引力が最大の貿易新業態として、すでに貿易発展の新しい原動力、モデル転換・高度化の新たなルート、高品質発展の新たな足がかりになっているとの見方を示した。
政策のボーナスが持続的に引き出され、その実益が企業に届いている。中国の越境EC事業が力強く発展している。企査査のデータによると、中国の現在の越境EC関連会社は3万3900社で、うち2021年は1万900社増(前年比72.2%増)となった。商務部のデータによると、今年第1四半期の中国越境EC貿易額は4345億元で、貿易総合サービス企業は2000社超。
商務部対外貿易司の李興乾司長は、「全体的に見ると、越境ECなどの新業態は安定しつつ質向上、構造と構成の漸次的な最適化という段階的な特徴を示している。商務部は今後、業界の課題に焦点を絞り、越境EC発展に共通する問題を解消する。例えば輸出返品・交換、海外倉庫税還付、知財権保護などが、すでに政策側から重視されている」と述べた。
商務部国際貿易交渉代表兼副部長の王受文氏は、「越境EC、海外倉庫、市場調達、貿易総合サービス、保税メンテナンスなどの貿易新業態の発展については、それらが貿易の新たな成長源になるよう奨励措置を講じている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年7月13日