中国の税関総署が16日に発表したデータによると、今年1-8月には、中国と上海協力機構(SCO)の加盟国との間の輸出入額が前年同期比26%増の1兆7300億元(1元は約20.5円)に達し、増加率は同期の対外貿易全体の増加率を15.9ポイント上回り、対外貿易総額に占める割合は同0.8ポイント上昇して6.3%になった。新華社が伝えた。
具体的な内容を見ると、同期の中国からSCO加盟国への輸出額は同25.4%増の1兆700億元で、輸入額は同27%増の6550億1千万元だった。8月の輸出入額は前年同期比28.9%増の2567億9千万元で、単月の過去最高を更新した。このうち輸出額は同25.9%増の1615億1千万元、輸入額は同34.3%増の952億8千万元だった。
主要輸入製品を見ると、同期にSCO加盟国から輸入した原油、石炭、天然ガスは同11.3%増の合計1億1700万トン、価格にして同70.4%増の3726億元となり、SCO加盟国からの輸入総額の56.9%を占め、中国のSCO加盟国からの輸入を29.8ポイント押し上げた。同期の農産品の輸入は同11%増の492億4千万元で、7.5%を占めた。
輸出の状況を見ると、電気機械製品、労働集約型製品の輸出が急増した。同期の中国からSCO加盟国への電気機械製品の輸出額は同19.7%増の5639億6千万元で、SCO加盟国への輸出総額の52.6%を占め、中国のSCO加盟国への輸出を10.9ポイント押し上げた。同期の労働集約型製品の輸出は同24.5%増の2047億3千万元で、19.1%を占め、同期のSCO加盟国への輸出を4.7ポイント押し上げた。有機基礎化学品の輸出は同41.7%増の631億元で、5.9%を占め、同期のSCO加盟国への輸出を2.2ポイント押し上げた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年9月18日