中国石化(シノペック)が自主開発した、環境にやさしいアスファルト、「無臭改良アスファルト」が上海の道路舗装に初運用されました。
「無臭改良アスファルト」は、消臭剤を添加することで、通常のアスファルトと比べ、舗装工程で発生する刺激ガスを約60%削減することができ、輸入製品より各性能が優れているということです。
通常のアスファルトは、保管・運搬・施工時に、高温のため有毒ガスや刺激臭が大気中に放出されます。この改良アスファルトは、換気の悪いトンネル工事や都市の交通量の多い道路、その他の特殊な環境での有害物質の排出を減らすことができ、今後の幅広い応用が期待されています。この改良アスファルトは来月には、35万〜40万トン出荷される予定です。
「中国国際放送局日本語版」2022年10月19日