米連邦準備制度理事会(FRB)は2日、金融政策決定会合を終え、政策金利の誘導目標を0.75%引き上げ、3.75-4%の間にすると発表した。相次ぐ大幅な利上げ後、FRBが利上げ幅を適度に縮小するとの分析もある。米国の金利は1年でほぼゼロから2008年1月以来の最高水準に急激に上がった。これは世界経済及び金融安定に波及し、自国の経済回復にも影響が出る。
アリアンツのモハメド・エラリアン首席経済顧問は、FRBが犯した「歴史に刻まれる」3つのミスにより、米国は「完全に回避できた景気後退」に陥ろうとしていると述べた。「物価高の懸念が出始めた当初、FRBは物価高を一時的で可逆的であり、懸念する必要はないという間違った判断を下した。FRBは物価高が持続的かつ高水準であることを認識しても、物価抑制に向け有意義な行動をしなかった。FRBは現在利上げを急いでいるが、これは米国の景気を後退させる」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月4日