中国市場に期待 輸入博でブラックテクノロジーを展示する日本のAGCグループ

中国網日本語版  |  2022-11-04

中国市場に期待 輸入博でブラックテクノロジーを展示する日本のAGCグループ。第5回中国国際輸入博覧会はまもなく開幕となり、5回連続で出展している世界材料分野のリーディングカンパニーであるAGCグループも会場入りした···

タグ:輸入博覧会 ガラス王 外資系企業 ビジネスチャンス

発信時間:2022-11-04 15:46:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 第5回中国国際輸入博覧会はまもなく開幕となり、5回連続で出展している世界材料分野のリーディングカンパニーであるAGCグループも会場入りした。同グループ執行役員で中国総代表の上田敏裕氏はこのほど、中国網の独占インタビューに応じ、過去4回の輸入博は企業に巨大なビジネスチャンスをもたらし、今年は自動運転や血液癌検査などに使われる新素材を展示すると話した。


中国市場に大きな潜在力  ビジネス環境は外資系企業にとって魅力大


 日本の「ガラス王」と称されるAGCグループはガラス、電子、化学品、セラミックスの事業を行い、近年はライフサイエンス、モビリティ、モノのインターネットなどの新市場に向けた、より付加価値の高い製品を生み出している。上田氏は、「中国と日本は昔から一衣帯水の隣国であり、中国は巨大な消費市場を有する。これはAGCグループが中国市場での発展を選んだ主な理由である。中国が経済成長とともに、世界工場から世界市場、イノベーション大国に発展したことは、外資系企業にとって大きな魅力だと思う」と述べた。


 上田氏は、「AGCグループはB to Bという素材を提供する会社であり、中国は自動車産業、ディスプレイ、テレビ、スマートフォンなどの分野で工場でもあり市場でもあり、急速に伸びていく過程で新しい技術とニーズをどんどん生んでいる。AGCグループもこの中国で大きく成功するには、独自の開発をしたりする必要があると感じた。中国の進化のスピードはとても早く、それについていくことは大変だが、AGCグループ自身も大きく成長できる場所だと思っている」と述べた。


 「AGCグループは中国でいろんな方に支えていただき、外資系とともに大きくなり、一緒に頑張ろうという声も多く耳にした」と話す上田氏。また、「中国政府は法規制を大変重視し、投資先の政府の補助やサポートがあり、そのようなことに関して大変熱心で、仕組みもよくできていると感じた。特にこの3年くらいはコロナ禍になって大変だったが、AGCグループはそれでも中国の経済成長という大きな目的のもとで、工場をほとんど止めずに動かし、新しい工場をいくつも建設してきた。そのような時期に、多くの政府の方々からのサポートがあってできた。つまり、仕組みとしても、人としても皆が支え合っていたことを深く感じた」と述べた。


輸入博を通し新たなビジネスチャンスを開拓


 第1回中国国際輸入博覧会から、AGCグループは輸入博に積極的に参加している。上田氏は毎回、初日から最終日までブースに立ち、世界と中国市場に「中国に根を張り、誠意をもって報いる」というAGCの発展理念を伝えてきた。


 上田氏は、「私たちは旭硝子からAGCに名前を変えた。中国でも名前を変えたため、その名前を輸入博覧会で発表したことは、このイベントは中国全土だけでなく、世界的にも発信力があるからである。輸入博覧会は我々にとって、新しいお客様を中国で見つけていくうえでも非常に最適でした。実際、過去の輸入博覧会でも大きなビジネスチャンスが生まれたと思っている」と話した。


 今年の輸入博覧会で、AGCグループは多種のブラックテクノロジーを展示する。上田氏によると、日光を反射しても眩しくない、指紋がつきにくい、落としても割れにくいという特徴のあるガラスを輸入博覧会でいくつか紹介する予定だ。また、最新型の自動運転に最も欠かせない素材も中国で初めて紹介する。それに、上田氏は、同グループは20年以上にわたりバイオテクノロジー事業に取り組んでおり、血液の中から癌細胞を検出する医療器具も輸入博で展示すると話した。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年11月4日

Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで