税関総署がこのほど発表したデータによると、中国の今年1-10月の機械・電力設備の輸出額は前年同期比9.6%増の11兆2500億元だった。うち電気自動車(EV)は116.2%増で、倍増を実現した。
世界の自動車産業の「誕生地」である欧州は、世界で最も成熟した自動車市場と呼ばれ、その消費者は最も「うるさい」とされている。欧州市場に根ざすことができれば、世界で確かな地位を占めることができる。
「10月の新エネ乗用車輸出台数は10万3000台。輸出先小売データを見ると、上汽などの自主ブランドが欧州で好調だ」乗用車市場情報連席会が8日に発表したデータによると、伝統的な自動車輸出メーカーが好調なほか、新勢力の輸出も徐々に始まっている。海外市場でもデータを取れるようになった。
税関総署のデータによると、今年1-8月の中国の新エネ車輸出先トップ3はベルギー、英国、タイ(うち欧州は2カ国)。
中国汽車工業協会の陳士華副秘書長は中新財経に、「中国のEVは欧州EV販売台数の10%を占めている。統計によると、現在すでに10社弱の中国自動車メーカーが欧州に新エネ車を輸出しており、広く認められている」と述べた。
PwCのアナリストがこのほど発表した研究報告書は、中国車の欧州での販売台数が2025年に80万台にのぼり、その大半がEVになると予想した。
中国車、「安かろう悪かろう」のレッテルを剥がす